『gui 30周年記念総目次』(田村祐介デザイン事務所、二〇〇八年)。84号までの目次と表紙が掲載されていて、見飽きない。初期には長谷邦夫(ながたにくにお)氏の連載もある。ジョン・ソルト氏は5号(1980)が初登場のようだ。あまり詩人の関係図には関係も関心もないが、たまたま、この雑誌に書いている人では萩原健次郎さんと今は亡き森原智子さんと知り合うことがあり(どちらも『ARE』の頃だから一九九七年あたり)、『gui』という雑誌も視界に入って来た。しかし定期的にもらうようになったのは岩田和彦氏と親しくなって以来である。ざっと見ると二〇〇六年あたりからの表紙に見覚えがある。
奥成達「「gui」20周年のための回顧譚」がグループとしての「gui」の説明になっている。表紙はほとんどすべて高橋昭八郎氏だが、奥成氏のデザインが二点ほどあるようだ。
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何はともあれ、『佐野繁次郎装幀集成ー西村コレクションを中心として』の校正を終えた。版元へ校正紙を返した。いつものことだが、ものすごい間違いが残っているんじゃないか、という強迫観念に襲われる。実際、どんなに注意して校正したつもりでも、現物が届いて、ヒラリとめくったら、バッチリ誤植が目に飛び込んでくる、そんな経験は何度もしている。『spin』04にもいくつか不手際があって(内容には直接関係はしないが、見苦しい)、反省しきりのところだ。『佐野繁次郎装幀集成』にはおよそ550点の図版を掲載したのでなおさらのこと、どうか大きな間違いがありませんように、祈るばかりだ。スムーズに進行すれば、十一月一日には余裕で間に合う。下図はカバー表1。紙はリ・シマメなので手触り感のあるマットなもの。