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ボン書店の幻![]() いまだに小生の書斎には、本棚は三本だけしかない。ひとつは文庫ばかり。もうひとつは新書とペーパーバックばかり(昨年の五月に引っ越したときのブログ参照)、そして三つ目はファイルや参考書を入れてあるやや奥の深い一本。そこに差してある数少ない単行本の一冊が内堀弘『ボン書店の幻』(白地社、一九九二年)である。これは別に頻繁に参照する事典のような本ではないのだが(ボン書店事典とは言えようが)、たとえてみれば、神棚みたいな存在なのだ。こういう仕事こそ範としなければならない、そういう自らへの鞭撻の意味で挿してある。今、思い出したが、この本はわざわざ白地社まで出向いて買ったのだった(たしか京都の二条通川端東入)。 ちくま文庫(カバーデザイン=間村俊一、写真=坂本真典)に入るということは一年以上前から聞いていた。加筆するか否か、という点で内堀さんは迷っていたようだ。小生は加筆する必要はないという意見で、直接そう伝えた。元版の出版後に判明した事実を補足する程度で充分、これはこれで完成された内容だと思ったからである。ただ、この文庫版に解説を執筆しておられる長谷川郁夫氏は小説に仕立てろという意見だった。小説にしないと書けないことがある、と自身の経験に照らして言うのだ。それも一理ある。 そう言えば、高橋徹『月の輪書林それから』(晶文社、二〇〇五年)を読み返していて、そこに『ボン書店の幻』を映画にしようと画策している若い人が登場しているのにあらためて気付いたのだが、その話はどうなったのだろう。映画なら見てみたい。そういうロマンを掻き立てる要素が、鳥羽茂という二十八歳の若さで死んだ希有な詩集の出版人、そして彼の生きた時代には、たしかにあるように思う。しかし、やはり『ボン書店の幻』はここに再版されたようにそのままの形で良かった、こうでなければならなかった。 《書き加えることや訂正すべきことはもちろんある。しかし、大きく書き直すようなことはなかった。ほとんど間違っていない。そのことが私には不思議だった》(『文庫版のための少し長いあとがき」) このあとがきが素晴らしい。鳥羽が妻に死なれて小さな息子を連れて故郷であるらしい大分に引きこもる。鳥羽自身も病が篤く、その山間の村で亡くなるのだが、そこへ内堀さんは訪ねて行くのだ。そこには廃屋のような小さな馬小屋だけが残っていた。鳥羽が最後にたどりついた場所だった。この後、内堀さんは、ふと一本の樹木に目を留める……。何とも感動的なシーンなのだが(映画で見てみたい!)、ここでは明かさないでおこう。皆さん、お買い求め下さい。絶対に素晴らしい本ですから。 おそらく一番大きな訂正は、いや追記は、鳥羽茂の名前の読み方ではないだろうか。元版刊行後に現れた鳥羽茂の妹から、その名前を茂(いかし)と読ませたことを知らされる。古語の「いかし」には、盛んである、繁栄をきわめている、という意味がある。漢字の「茂」は草が豊盛であることを示す姿で、まったく同じことなのだが、読み方に「いかし」は珍しいだろう。実名敬避の俗と関係があるのかもしれない。 ÷ Mさんより四天王寺の収穫メールあり。 《久しぶりに報告させていただきます。 四天王寺も4日目ではあまり期待もできないと思いつつ、しかしお参りしないと体に悪い(?)ので、晴天の気持ちのいい境内をうろうろしてきました。と言っても百円均一でしか買っていないのですが。 『藤村読本』第1,3、6巻大正15年裸本、これには夢二の口絵が数枚ずつ入っています。この春同じ場所で第2巻を拾っているので残りは第4、5巻。『人間』昭和26年5月号には安部公房の「バベルの塔の狸」(100枚)や上林の「緋文字」掲載。『人生茶談』白鳥省吾彩光新書カバー、『青春の打席』藤沢恒夫昭和34年角川書店裸本、『あたりまえのこと』臼井吉見昭和32年元パラ帯、そして、背文字の白鳥がかろうじて読めたので抜き出したら『泉のほとり』正宗白鳥大正13年新潮社感想小品叢書�でびっくり、しかし裏表紙や奥付が付いていない、慌てて近所を探したら少し離れたところで見つかりました。満足満足。 次は知恩寺ですね。2月に200円の本を200冊用意しなくてはいけないので、頑張らなくては。》 四天王寺、行きたかったのだが、『佐野繁次郎装幀集成』の追い込みで動けなかった。なんとかやっとデータとしては完成した。あとは校正刷りでの最終チェックを残すのみ。まだまだ気を引き締めないと。ということで知恩寺は思いっきり楽しみたいものです。
by sumus_co
| 2008-10-13 21:36
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