
サンフランシスコからいきなり日本のローカルへ移動する。
ことでん(琴電)志度線の松島二丁目駅、その直ぐ手前にただならぬ古書店あり。
蟲文庫さんの蟲日記でも絶賛されている讃州堂書店である。

灯台下暗し、何年か前に南陀楼綾繁夫妻に教えられて、おっとり刀でかけつけた。高松刑務所のすぐ南側。競輪場も武道館あるし、そうそう日本一の品揃えを謳う宮脇書店の大きな店舗(倉庫のような)も近所になる。まあ、新開地と思っていいが、この店の周辺は木立もあったり、取り壊し間近の古ぼけた長屋が並んでいて、かなりレトロな雰囲気なのだ。それもいい。

今回嬉しかった一冊は衣更着信の詩集『孤独な泳ぎ手』(書肆季節社、一九八三年)。書肆季節社の本も、安ければ、手に入れたい。書肆季節社の政田岑生さんは湯川書房の湯川さんと親しかった。湯川さんはかなり政田さんの本造りに影響を受けているようだ。