みなさま、ただいま戻りました。「フリスコで古本三昧、楽しかった〜」と言いたいところですが、讃岐へ帰郷していただけです。もったいをつけてごめんなさい。お詫びに「通りすがり」さんのサンフランシスコ書店事情をもう少しお楽しみください。讃岐での報告は後日。
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グリーンアップル・ブックスという古書店、場所はクレメント・ストリートの506番地(
グーグル・マップで「Clement St, サンフランシスコ, CA, アメリカ合衆国」と検索)。《1階は小説、美術書、写真集等。いわゆる稀覯本の類はあまり見かけませんが、なかなか楽しい品揃えです。絵本が充実していまたことが印象に残りました。そしてお目当ての2階奥へ。詩のコーナーがそこにあります》《総じてこの書店、驚くほどの質と量というわけではありませんが、なかなかがんばっている感じではありました。なにより普通に配架されている古本の値付けは穏やかで、この点に好感。わたしは10ドル未満の詩集2冊を購入しました》
フィッシャーマンズ・ワーフのバーンズ・アンド・ノーブル(日本で言うと紀伊国屋みたいな感じ?の書店)。《2階フロアの中央エスカレーター脇の位置に、ずらりと詩集の棚が並んでいたからです(この写真の左側にも、まだまだ詩集の棚が並んでいました)。ところが今回足を運んでみたら、詩集のセクションはフロアの太い柱の陰に追いやられており、棚数もなんと3つのみ。これだけでもよく残っていてくれたと言うべきか・・・で、かつて詩集棚がずらりと並んでいた場所には何があったと申しますと——そうです、やはりMangaでした》
サンフランシスコから足を伸ばしてバークレー。カリフォルニア大学バークレー校でファカルティーのポエトリー・リーディング。それを楽しんだ後で、大学近くのテレグラフ・アヴェニューをぶらりと歩く(
グーグル・マップで「Telegraph Av, Berkeley,サンフランシスコ, CA, アメリカ合衆国」)。《日本の洋販の経営肩代わりも功を奏することなく、コディーズは完全撤退を余儀なくされた模様です。建物自体が残っているだけに、なんとも痛ましい限り》
《しかし・・・このお隣の古本屋モーズ・ブックスは健在! 燦然と輝いております。モーズは4階建ての古本屋。2階に上り入口側を見渡すとこんな感じ。在りし日の創業者モー・モスコヴィッチの肖像が壁の上のほうに掲げられています》《棚のそばのカートには、まだ並べられていない詩集の山がぎっしり》《わたしは、シティライツの出したポケット・ポエッツ・シリーズ版のW・C・ウィリアムズ詩集『地獄のコーラ』(コーラはペルセフォネーの異名)を買いました》《コディーズが店を閉めた際には、モーズもやばいのではないかと囁かれていました。かつては、新刊本のコディーズと古本のモーズ間の相乗効果が要だったので。しかしモーズ、なかなかどうして、がんばってくれているではないですか。バークレーの底力を見た思いでした》