『婦人公論』昭和二十四年二月号。ある記事に興味があって買ったものだが、表紙、挿絵のメンバーの方に注意をひかれた。表紙の画家は誰だか分かる方はおられるだろうか? 特別に上手な絵ではないが、雰囲気というか、センスは感じられる。
カットおよび挿絵陣が、岡鹿之助、野村守夫、末松正樹、渡辺三郎、川村秀治、伊藤憲治、三岸節子、佐藤敬、そして古茂田守介。
小さなカットだが味がある。古茂田は、オリジナルでもデッサン類なら、まだそんなに高額ではない(といっても十万単位か?)。まあ、小生のようなものには古雑誌のカット集めが似合っている。絵柄には、猪熊源一郎は師匠だから当然として、松本竣介とも似通ったところがある。まあ、フジタの系譜といってもいい。『婦人公論』表紙の画家もそのあたり。
松本竣介と言えば、先日、こんな表紙原画が売りに出されているのを発見して驚いた。
松本竣介画稿『氷の階段』(大佛次郎、万里閣、一九四八年)