本日は二度目の下鴨詣で。人出も多くにぎわっているようだった。やはり女性が目立つ。まずは百円均一へと急いでいると、中井書房が500円均一を値下げして100円均一に! つられて『野間省一伝』(講談社、一九九六年)や『近江詩人会四十年』(近江詩人会、一九九〇年、制作=編集工房ノア)など大型本を買ってしまい往生する。重い。でも、だって100円なんだもん。
百円均一テントでは久々に吉岡実装幀の『江森国友詩集宝篋と花讃』(母岩社、一九七一年)。追加があったと聞いたけど、さすがにもうかなり荒れている。ソムリエ氏と待ち合わせしていたので本部前へ急ぐ、はずが吉村大観堂の前でストップ。三冊五百円のあと一冊が決まらず、待ち合わせ時間に二分ほど遅れた。まだ来ていない、と思ったら、じつは小生の姿が見えないので中井書房の百均に張り付いていたらしい。寸暇を惜しむとはこのことだ(?)。今日もまた驚くような本を買っている。くわしくは氏の日記に載るだろう。だが、実際のところ、自宅はもう本当に「やばい」状態で、本を何とかしないといけない危機に直面しているとか(いずれ「ソムリエ邸古本大即売会」が開かれるかもしれません、楽しみに待ちましょう!)。
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ベルグ書房のレッテルを以前紹介したが、それとはまた違ったレッテルがあるということで、びわこのなまず先生より頂戴した。正確には
伊達邦宗旧蔵書『A GUIDE TO THE EXHIBITION GALLERIES OF THE BRITISH MUSEUM』(1894)と交換していただいた。同時期に南方熊楠が大英博物館にいたらしい。熊楠資料として活用されるとのこと。何より。
で、このレッテルは素晴らしいもの。絵をよくよく見ると、虎の背中に半裸の男が坐って三線のような楽器を奏でている、その両サイドにカッパが体育坐りでその音色に聞き惚れている(ちなみに河童は水虎、河虎とも呼ばれる)。ベルグ書房に興味がつのる。
読者の方よりご教示いただいた。谷中安規っぽいとは思ったが、本人だったようだ。
《ベルグ書房のレッテルは、一條正「蛭の仲間」(赤塚書房 昭和14年)の扉絵(谷中安規装丁)と同一です。「谷中安規の夢」177頁に書影があります。南田辺の古本屋と安規に関係があるとは思えないのですが、無断で使用したのでしょうか?》
白黒反転させている。よく較べると、写真版で反転させたというのではなさそうだ。模写して版下を作ったのかもしれない。ま、おそらく無断ですな。