
小雨だったが寺町までサッと出かけサッともどった。予告していたように黒猫堂の一日だけの再開日。着いたのが一時ごろだったので、すでに棚はスカスカになっていた。だいたいが落ち穂拾いが好きな方である(ちなみにミレーの絵について以前書いたように、落穂は貧しい人のために残しておくものなのだ、葡萄や林檎もしかり)。
それでもまだかなりいい本が残っていた。これが付値の半額となるとついつい手がでてしまう。嵐山光三郎『桃仙人』(ちくま文庫、一九九七年)が見つけもの。赤瀬川原平との対談は文庫だけに収録。カロの石川さんと最近の本屋の様子について雑談。カロではカレーをメニューに加えたそうだ。これまでは匂いが本に移るのを心配して控えていたそうだが、それは大丈夫だろう。カレーがあるのはありがたい。それにしても、やはり本棚は人柄だな、とあらためて思った。黒猫堂ご主人のご冥福をお祈りしたい。
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カロの石川さんより以下のような告知をいただいたので転載します。
《とても急なのですが、来週の日曜日30日に、閉店してしまった黒猫堂を一日だけ、友人有志で営業することになりました。店頭の古書は最大50%OFFします。(最低価格が半額であとはお志でお買い上げいただくような形にしようと思っています)》
■bookshop黒猫堂、最後の営業をします
店主急逝により突然の閉店となってしまった黒猫堂。3/30(日)12:00〜19:00、店主の友人有志により1日だけの営業をします。店主が心をこめてつくりあげた空間で最後のひとときをお過ごしください。店頭の古書はほぼ閉店時のまま残っています。古書はセール価格で販売します(売上は、閉店にかかる費用に充てさせていただきます)。なお、カフェの営業はいたしませんのでご了承ください。
bookshop黒猫堂:
http://www011.upp.so-net.ne.jp/kuronekodo/