
外山卯三郎『ヂォルヂォ・デ・キリコ』(金星堂、一九三一年)。金星堂の刊行物にはとても手がでないのだが、これは手頃な値段で入手。一ページだけ横に裂けているため。それ以外はわりといい状態だし、むろん読むのに支障はない。
「新洋画叢書」というシリーズの一冊で、デ・キリコの画集としては日本初のものか(?)。奥付の広告にはこのような名前が並んでいる。
マチス
ピカソ
スゴンザツク
スーチン
ユツトリロ
ヴラマンク
モヂリアニ
シアガール
リユルサ
デユフイ
ブラツク
ド・キリコ
キツスリング
ドラン
フリエーツ
ルオール
グロムメール
ただし、この画集に収められている作品はほとんどが一九二六年、二七年の作。いわゆる形而上絵画(一九一〇年代制作)はごくわずかで、しかも代表作ではない。叢書の画集としては上出来とは言えない。
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