丹羽文雄『女の侮蔑』(三昧書林、一九四七年、装幀=中原史人)。
daily sumus 2005/11/13に中原史人について少しだけ書いたので参照されたし。いい感じの絵柄である。三昧書林の刊行物は他に下記四点が確認できた。
廣津和郎『訓練されたる人情』(一九四六年)
須田栄『千夜一夜』(一九四六年、青蛙房より一九六〇年再刊)
家庭薬統制組合編『家庭薬全書』(一九四七年)
大畠道三『怒りの谷間』(一九五八年)
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映画「はんなり」を観るために妻とともに九時二十分ごろに COCON KARASUMA 三階の京都シネマへ到着。開場は九時四十分から。すでに待っている男性が一人いた。九時半をすぎると次々に来場者があり、結局はシネマ1(定員109人)がほぼ満席となったようだ。ちょうどいい広さで、椅子も悪くなかった。
「はんなり」はアメリカ人向けに作られているということもあって、かなり盛りだくさんな内容だった。ドキュメンタリー映画というか京都の観光案内というおもむきである。京都の花街の華やかなところと、それを支える裏方たち、染織、鬘、扇子、舞踊などの紹介が手際よくなされていてとくに前半は快調に見られた。クロースアップを多用し、証明も自然光を活かした(闇をうまく演出した)映像が多く、迫力があった。いかにもカメラを担いで撮りましたというドキュメント・タッチではなしに、ちゃんとフレーミングを考えた上での撮影になっていた。舞踊の場面はいずれも印象的に撮れていたと思う。感心したのは、英語字幕、ナレーションの英語の簡潔さであった。端折り過ぎか、ギリギリのところでまとめていた。いまひとつだったのは音楽。ちょっと耳障り。京都の五花街(上七軒、先斗町、祇園甲部、祇園東、宮川町)と島原を紹介した入門フィルムとしては上出来であろう。明日まで。明日も午前十時より上映。
京都シネマ
昼飯を二人で東洞院通の某店でとり(ハズレ)、ジュンク堂四条店から三密堂書店をのぞいて帰宅。均一で駄本を数冊買って満足する。