平野甲賀『もじを描く』(編集グループ〈SURE〉、二〇〇六年、著者自装)と『昭和〜平成 小沢昭一座談』全五巻の内容見本。
泥鰌のつぶやきに後者が完結したことが出ていた。五巻の表紙写真の色が全部ちがっているのだが、編集者の中川さんは初めモノクロをイメージしていたという(詳しくはブログ参照)。『もじを描く』にはこういう一節がある。
《他より目立つこと、これが描き文字のなによりの存在理由だ。ときには描くべき文字の内容をグロテスクにカリカチュアライズすることもある、だから知らずしらずにダミ声で声高になっている。「声高に生きるなんて、たえられない……」と云った詩人がいた。この一行を読んだとき、ぼくという全存在を拒否されたような気がした》
平野氏の描き文字は目立つ目立たないというレベルを越えているような気もするのだが……。
文字つながりで「大手まんぢゆう」の登録商標。初代伊部屋永吉は天保八年(1837、大塩平八郎の乱あり)に創業したそうだ。岡山城の大手門の前に店があったところから藩公がその名を付けたという。冷凍しておくと日持ちする(良いメーカーはまねしないようにね)。
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jさんより古本情報を頂戴した。これは安いと思う、重版かどうかは不明なれど。
《東大阪へ出掛けて、古本屋さんで洲之内徹の本を見かけました。
『帰りたい風景』(函入、帯、パラフィン)
『気まぐれ美術館』(函入、帯、パラフィン)
『絵のなかの散歩』(函入、帯、パラフィン)
『人魚を見た人』(帯)
『さらば気まぐれ美術館』(帯)
5冊並んでいました。5冊ともかなりきれいでした。値段は、全部確かめたわけで
はありませんが、2〜3冊開いてみたところ1,600〜1,800円でした。
お店は「日之出書房近畿大学前店」です。》
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◉林哲夫「読む人」スケッチ展 10月20日〜11月4日
林哲夫を囲む会 11月4日14:00〜
滋賀県湖南市立甲西図書館
甲西には芭蕉の句碑がいくつも建っている。芭蕉ゆかりの土地なのだろうか? 図書館の館長さんにうかがってみたところ、とくにそうだというわけではなく、芭蕉の研究者がおられるからとのこと。ただ、土地の人たちは芭蕉のことを「芭蕉さん」とさん付けで呼ぶのだそうだ。「大丸さん」(京の人は大丸百貨店をさん付けで呼ぶ。「高島屋さん」とは言わない)と同じようなことだろうか。ちなみに芭蕉の《父・与左衛門は上柘植村の無足人(準武士待遇の農民)松尾氏の出。青年期に別家し赤坂町[三重県上野市]に移住ののち一般農民の階級となる》(
松尾芭蕉の総合年譜と遺書)とか。柘植は草津線の終着駅。
コスモスのところどころの土饅頭
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芦屋のブック・アンデパンダン展募集締切間近になってきたので、出品を考えられている方は早めに申込んでください。詳しくは下欄よりHP参照。