藤村幸三郎『六年のパズル』(小山書店、一九五八年、装画=武田幸経)。イラストがかわいいのでつい買ってしまった。50円。
武田幸経氏は猫の作家として知られているようだ。この本はかなり若い頃の作とみた。巻末、小山書店(おやましょてん)の子供の本の広告には、中山峯太郎、鈴木三重吉、内田百閒、森鴎外、真船豊などの錚々たるというか、オーソドックスな名前が並んでいる。
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恵文社Nさんより、独自企画の古書にまつわる小冊子「みんなの古本500冊」への原稿依頼をいただいた。ワンテーマ四冊でいくつか書くつもり。恒例になっている年末の古書市、今年は様相を変えて、雑貨が中心のフリーマーケットになるそうだ。
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ギャラリー・マロニエでもらったDM。ジョン・ブラウンとスーザン・モワットの二人展(10/23-28)。
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ブックオフで買った350円ビデオでウッディ・アレンの「ブロードウェイのダニー・ローズ」(1984)を観る。モノクロでナツメロ的な映像を狙っている。実在した三流芸人のマネージャー、ダニー・ローズ(アレン)と、彼が管理しているリバイバル売り出し中の中年歌手の愛人(ミア・ファーロー)とがドタバタの末に結ばれる。
マンハッタンの古いレストラン「
カーネギー・デリ」でコメディアンたちがダニー・ローズの思い出話に花を咲かせるという設定。最後のシーンではこの店の前でミア・ファーローをアレンが引き止めて、二人でアパートに戻って行く(めでたしめでたし)。ウッディ・アレンが主役じゃなければ、きっと粋な映画になったことだろう。
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角のまゝ豆腐捨てたる秋扇