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下鴨納涼古本まつり

下鴨納涼古本まつり_b0081843_9535650.jpg


待ちに待った下鴨である。午前十時少し前、すでに多数の人々が詰めかけていた。百円均一はものすごい人だかり。シートが開けられるやいなや殺気立った争奪が開始される。やれやれ、初日のしょっぱなから百円のテントにしがみつくような輩にロクなやつはいないぞ!(ってアンタのことでしょ?)。

下鴨納涼古本まつり_b0081843_9541650.jpg


この荷物だれのだ? 百均でしばしば目にする、勝手におとり置き。なお、これはもうあるていど人が去った状態である。テレビカメラが入っていた。

あまりにの人出に今回、均一は後回し。ある店の雑誌三冊五百円の台にN氏ひとりが取り付いていたので声をかけると、なんと『文学時代』など戦前の雑誌をしっかと握っているではないか。こりゃ、こっちの方がよっぽどいいわいと、百円参戦はあきらめて、ほぼその平台を一人で独占的にチェック。『本の手帖』の「特集・詩の雑誌」号など三冊、高桐書院の『アメリカ文学』など三冊、これはいい買物だった。

そこへ扉野氏が来る。出勤前のひとにらみ(当たり前ながら若住職のお盆は忙しい)。やはり百円コーナーはあきらめたとのこと。彼はそこに積んであった雑誌『現代詩』の山を吟味し、結局全て入手した。

某氏より十二段家書房のレッテルのコピーを頂戴する。先日、『新菜箸本撰』三号に肥田晧三先生が難波の書店について書かれたのを読んで、レッテルを持っておられるという電話をくださった。そのときにコピーをお願いしたのだった。貴重な資料である。

それにしても暑い。キトラ文庫さんで一服、麦の泡立つお茶をいただき良い心地。あとはもう流しの気分で。某書店にフランスの仮綴じ本がどっさり。ボードレール、ヴェルレーヌ、ランボーあたりのありきたりの本ばかりだが、たくさんあったので一冊ずつ点検、各二三百円、高くて五百円なので古そうなところを五冊ほど拾う。このあたりで十二時になった。

例によって十数人でグリル生研へ行ってはみたが、予約していないとさすがに入れない。ここで別行動ということになる。岡崎・山本組はガケ書房へ向かった。その他の者は、BOOKONN中嶋氏の交渉により一時間後の予約となって解散。そこで会場へもどり、床几で休息。S文庫さんとMさんの収穫を拝見。Mさんはその後メールをくださったので、ここに引用しておく(×はウンチクによる)。

《前日届いた「古本屋を怒らせる方法」を読んで気分は大変盛り上がっていました。百円は最初からあきらめて、××と××に賭けましたが外れ、毎度のことですが。××の2百円均一が意外とよかったです。扉野さんもたくさん買っておられたようです。 「鎮魂の賦」福原麟太郎函、「名残の星月夜」坪内雄蔵大正7年函欠木版一枚が値打ち、「二三片」虚子昭和5年函。キクオの3冊5百円「世界創刊号」昭和21年1月、「伊東静雄」杉本秀太郎献呈署名、「斎藤秀三郎伝」大村喜吉普及版。その他「大杉栄論集 正義を求める心」大正10年アルス函欠痛みとか「続子規随筆」大正11年大鐙閣等でした。》

÷

食後はガケ書房の下亀納涼古本まつりへ。予想外にも某氏出品の棚にじつに渋い本が並んでいた。そこから松坂青渓『青い苔』(街路樹社、一九三二年)を買う。松坂はプラトン社の編集者だった人で岸田劉生の日記にも登場する。後は、はっぴいえんどのCD「風街ろまん」(AVEX io, 2005、オリジナルはURC, 1971)を求めた。というのは、たまたま最近ラジオで耳にして気に入った「颱風」が入っているので。

てぬぐい展をやっておられる石丸澄子さんに久しぶりにお会いし、久住卓也氏を紹介していただく。岡崎、山本、南陀楼、魚雷氏らも来場。『古本屋を怒らせる方法』がすでに棚に並んでいた。三冊サインをさせてもらった(有り難いことに、この後すぐに売れてしまったようだ)。

すると「ふちがみとふなと」のお二人がTシャツの販促ライブを始め、三曲ほど間近に聴くことができた。ふしぎなコンビだ。「古本屋のうた」はユニークで楽しかった。

÷

友の会までには時間があるので湯川書房へ寄ってみる。車谷長吉氏の句集はもう印刷所に入っているとのこと。その後、アスタルテ書房へ。ご主人にガケで買った松坂青渓『青い苔』を見せると、初めて見たと言って褒めてくれた。そこへ南陀楼氏と中嶋氏がやって来る。黒猫堂の場所を教える。

午後六時少し前にディラン・セカンドへ。だいたい集まったところで自己紹介からスタート。まったく存じ上げない方も十名ほどいらして、みなさんかなり濃〜い感じだった(いろいろな意味で)。今回の初めて試みた「一冊持参」というのは個性がはっきり出ていいアイデアだった。各氏それぞれかなりの掘り出しものを持ち出したのには少々驚かされた。その後は歓談、そしてメイン・イベントの岡崎vs山本「古本十勝負」のはじまりはじまり。結果は以下の通り。参加者の挙手によって欲しい人数の多い方を勝ちとする。左=岡崎武志、右=山本善行(◉が勝ち)

 ◉ 太陽 植草甚一特集号 16 - 09 皮商売の冒険 ディラン・トマス 
 ◉ たくさんのふしぎ 15 - 08 美酒すこし 中桐文子
   男子専科 03 - 19 ◉ ずばり東京 開高健
 ◉ 漫画読本 12 - 08 濱田隼雄作品集
   山之口獏全集全詩集 07 - 14 ◉ ハアディ小曲集
 ◉ ふしぎな足音 チェスタートン 13 - 09 大丸と私
   ブライズヘッドふたたび 吉田健一訳 10 - 11 ◉ 花袋随筆
   奥様百科宝典 06 - 14 ◉ 骨牌の占ひとトリック(波屋書房)
   完本白いページ 開高健 09 - 17 ◉ 朝の歌 藤沢桓夫
 ◉ 喜劇ポスター 13 - 08 小林多喜二日記(復刻版)

二人の絶妙の掛け合いのうちに勝負は進行し、結局、五勝五敗の痛み分けとなった。その後、本や色紙のプレゼントなどあって九時に終了。みなさまご参加ありがとうございました。また、いずれ第三回をやりましょう!

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さきほどMさんより「下鴨第二日」というメールが届いた。熱心に勝る才能なし(?)。

《昨日よりは少し涼しい雰囲気。こちらの熱が治まったからでしょうか。百円均一台に取り付く。隣を見るとびわこのなまず先生。「連日ご苦労様です。」とご挨拶。拾ったのは「孤児マリイ」大学訳第一書房函欠「EXーLIBRIS T.NISIO」が魅力的、「春を待ちつつ」藤村大正14年8版アルス刊改装の2冊。××の2百円で「ミース・ファン・デル・ローエ近代建築家2」昨日も何冊かあったような。×××の3冊5百円で「増補註釈食道楽(冬の巻)」明治37年6版、「増補註釈食道楽(夏の巻)」明治37年15版、「海遊都市」橋爪紳也白地社。×書房の2百円で「偶然録」川田順湯川弘文社昭和17年函青山二郎装に惹かれて。家人にはゴミと言われそう。》

「孤児マリイ」は小生も昨日手にとったのですが、蔵書票には気付きませんでした。無念。

下鴨の蝉黙らせる紙魚(シミ)のうた
by sumus_co | 2007-08-12 10:24 | あちこち古本ツアー
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