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散文映画論

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北川冬彦『散文映画論』(作品社、一九四〇年)、フロオベエル『感情教育』(北原由三郎訳、作品社、一九三五年)。昨日は『感情教育』を入手、そして今日はMさんより「引っ越し祝いです」ということで『散文映画論』と時雨音羽『流行歌謡入門』(作品社、一九三八年)を頂戴する。久々の作品社本が三冊も。嬉しい限り。御礼申し上げます。

÷

萩書房より目録で注文した『ハシェクの生涯』(みすず書房、一九七〇年)が届いた。昨日、発送したところですと聞いていたもの。一足違いだった。ハシェクは商業学校を出てスラヴィア銀行に入ったが、性に合わず、十ヶ月ほどで退職し、筆一本の生活に飛び込んだ。「俺はパン焼きではないぞ!」というメモを残して去ったそうだ。それ以後、多くの新聞や雑誌に娯楽的な読物を執筆する生活が始まった。

《彼はひじょうにきちょうめんに仕事をした。毎日ひとつの物語を書きあげた。それにたいしてふつう一篇につき六クローネの原稿料を得た。原稿を渡す際そのうち四クローネを現金にし、残りは予期しない困難の時に備えて雑誌に供託された。しかしこの残額もしばしば前借の超過額を償還するために転用された》

原稿料の一部供託というのは初めて聞いた。

÷

なんとか、とりあえず、荷物の場所はほぼ定めた。書斎の本も棚に並べるものは並べ、箱は内容に応じて積み替えた。あとはアトリエの整頓と掃除である。それが終われば、転居葉書にかかろうかと思う。
by sumus_co | 2007-05-18 20:40 | 古書日録
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