富山茂『Kappa and Other Stories』(有朋堂、一九七八年、装幀・絵=茂田井武)。「英語絵ばなし双書」。挿絵がすばらしい。
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昨日のウロコの補足。ウルガータ(またはヴルガータ)聖書 editio Vulgata を引用しておく。聖書というのは本来はヘブライ語やアラム語で書かれた文書群であったが、布教とともにギリシャ語になりラテン語になり各国語に訳されて行った。ウルガータはヒエロニムスが種々のテクストをラテン語に翻訳して五世紀の初めに完成させたもの。『グーテンベルク聖書』(1455)もテクストはヴルガータ聖書である。1545年に始まったトリエント公会議においてラテン語聖書の公式版として定められた。
《et confestim ceciderunt ab oculis eius tamquam squamae et visum recepit et surgens baptizatus est》 Actus apostolorum 9-18, Hieronymi Vulgata
tamquam squamae が「鱗のようなもの」に相当する。
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言葉メモは主にラジオやテレビから小耳に挟んだものなので、発音や意味にはいい加減なところもある。せいぜい突っ込んでいただきたい。
・グリッサンド 新喜劇などでずっこけるときに用いられるトロンボーンが音をすべらせること
・便利店 コンビニ
・加油 チャーユー(がんばれ)
・行灯(あんどん) タクシーの屋上表示灯
・得恋 失恋の反対
・デキュスタシオン 利き酒(ソムリエ試験)
・帽子を被らない男 養父の形容(漱石『道草』)
・オト 若い(例・おとめ)
・浮雲し あぶなし
・鰐梨 アボカド(大正時代に初輸入)
・桃花心木 マホガニイ
・奇異果 キーウィ
・打球 ゴルフ
・そうめん 直径1.3mm未満
・ひやむぎ 1.3以上1.7mm未満
・うどん 1.7mm以上(JAS規格)
・上猿、下猿、横猿 雨戸の止具
・暴力は弱さの一つの形である(D.ロシュトー)