『縄』第八号(縄の会、一九六一年三月十日)。表紙画は富士正晴。本文ともに孔版印刷である。発行人は八木三日女(堺市綾之町七番地)、編集人は門田誠一(西宮市城ケ堀町二二)。八木三日女(やぎ・みかじょ)は知られた俳人、師は平畑静塔。西東三鬼、鈴木六林男、金子兜太、赤尾兜子らと句作を通じて交遊した。富士正晴とも親しいようだ。巻頭に同人の前衛俳句が並んでいるが、これといって取るものがない。三日女は悪くない。ただ、こういう時代があったのか、という感が強い。
渦となる個々の氷柱デモは火に
吠えぬ獣ら礫風巻くデモの旗ら
島津亮句集『記録』の記念号でもあって、そこに加藤郁乎が寄稿している。ほんの一部を引用してみると、こんな感じ。
《ジレッタンティスムとミスティフィカシオンとは生き訣れした兄弟である。詩が詩人が〈不可視の可視〉を深刻なヘゲモニイとして、その白昼を暗室に曳きづり込み出し惜しみしてゐることは、軽い病者が深刻な態を粧ふに肖てゐる》
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多数の段ボール箱と格闘する。少しでも数を減らそうと詰め替え、詰め込み。いちいち細かくメモをしていない。引っ越し先で開けてお楽しみの福袋状態になりそうだ。
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安井寿磨子展の案内をもらう。DMが気に入った。
安井寿磨子 出版記念展 ギャルリ プチボア
2007年4月21日(土)〜5月2日(水)
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「メモ帳」欄から、Galaxidion(フランスの古書情報)、The Book Design Review(アメリカのブックデザイン)、Mark Simonson Studio(アメリカのタイポグラフィ)にリンクを張ってみた。無数にあるが、気になったものを。いずれ変更してゆくかも。