東京タワーを横目に美術倶楽部へ。十時過ぎに到着。右文書院主と『遥かなりペ・ヨンジュン』の作者 photographer さんが来場。韓国の出版事情などをうかがう。
十一時に yoshiken 氏、しばらくして西秋氏来場。ロビーで来年五月のUBCに合わせて「佐野繁次郎装幀展」を古書会館二階のギャラリーで開催するための打ち合わせ。 yoshiken 氏のコレクションの最新リストを見せてもらうが、かなり網羅している。いくつかの高額商品が抜けているものの、それらはUBCの参加店から借りることも可能だし、これまでの装幀本の展示ではもっとも充実したものになるだろう。中野書店さんも来られたので四人で神田へ。入れ違いにハマビン夫妻が。挨拶だけで申訳ない。
ランチョンで昼食、ぶらじるで珈琲という、まさに神保町な展開。中野さんの古書業界ばなしは興味津々だった。 yoshiken 氏と古書会館の愛書会へ。さすがにそう買い込むわけにもいかないが、それでも『上方』(創元社)を五冊ばかり。なぜか大阪関係の本がまとまって出ていた。帳場で計算してもらうと、ある古書店さんが表紙を指して「これ、貼付けてあるんだね」と驚くので「木版画ですよ」と講釈してしまう。『上方』は復刻版もあるが、元本が一冊二、三百円じゃあ可哀想。
書肆アクセスへ。畠中さんはお休みで会えなかった、残念。青木さんたちと立ち話をして、内澤旬子『世界屠畜紀行』(解放出版社、二〇〇七年)のサイン本を求めようとすると、品切れだった。青木さんが奥から一冊を出してくれたが、ひょっとして大事な本だったかも知れない。申し訳ない。そこでバッタリ「つばめ」さんと遭遇する。ぶらじるであれこれ。永山則夫についてなど。
山の上ホテルへ。新館二階で『遥かなりペ・ヨンジュン』の出版記念が開かれていた。装幀者として顔出しを頼まれていたので、終わりの方に参加したのである。女性陣の熱気に圧倒される。受付にいた青柳さんと立ち話をしていると、昨日、愛書会で青柳さんが買った『上方』はカフェー特集号だったというので驚く。それが欲しかったんだけどなあ、さすがだ。
美術倶楽部へ戻る。坂崎翁、生田氏など留守中に来場いただいていた。工作舎のIさんが見える。岡崎・山本対談本はお盆の納涼古本まつりまでに仕上げたいそうだ。じつに楽しみ。これがうまく行けば……という話も出て、いよいよ楽しみになる。
夕食は岸本画廊主に連れられて銀座七丁目すずらん通りの「やす幸」へ。この色の薄いおでんは関東では珍しいのではないだろうか。西銀座の「保志」へ回ってスコッチのハイボールなど。早めにホテルに戻る。