鍋探求展の搬入が明日に迫った。パネルなどの準備もさることながら、何はともあれ、鍋を梱包して玄関の間に積み上げた。けっこうな数である。20日水曜日から24日日曜日まで。12時〜17時(最終日16時まで)。山崎書店二階にて。ナベツマは毎日出勤の予定。小生も21日は2時頃まで、23日は昼過ぎから終日会場にいる。詳しくは
NabeQuest(鍋探求)をご覧いただきたい。
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尾仲浩二さんの「GLASSHOPPY matatabi 写真文庫別冊 2007年カレンダー」(限定200部、定価1000円、
http://onaka.mods.jp/)届く。青梅、角館、小倉、芦別、ホーチミン、上海、新宿、博多、清水、リーガ、セビーリャ、夕張、酒田、宮田、船橋。旅情というか旅愁というか、股旅にぴったりのうらぶれ写真がすばらしい。
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村井弦斎『酒道楽』(岩波文庫、二〇〇六年)届く。『食道楽』に続く復刻もの。飲酒運転ブーム(?)だからというわけでもなかろうが、よくぞ刊行した、快挙としか言いようがない。黒岩比佐子女史の解説によれば『酒道楽』は明治三十五年に『報知新聞』に連載された。弦斎が企てた百道楽シリーズのうちの一篇(ノートには二十九の道楽がメモされており、実際に執筆したのは五篇)。酒の害を啓蒙しようという禁酒小説である。イラストは「年方」の落款があるので水野年方か。
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中尾務さんより『樹林』十一月号掲載の書評「川崎彰彦『ぼくの早稲田時代』」のコピー、および『大和通信』74号が送られて来る。後者には「加能作次郎づいた日々」というエッセイを寄稿しておられる。それによれば、中尾さんがデイリースムースでも触れた『海鳴り』18号掲載の山田稔「富来」を読んだ五日後、七月二十五日に講談社文芸文庫編集部から電話があり、来年二月刊行予定の加能作次郎『世の中へ・乳の匂い』(荒川洋治解説)の年譜を作るように求められ快諾した。
おもしろいのは次のくだり。翌日、加能資料をチェックして富来町立図書館から刊行されている『加能作次郎集』を注文しようと電話をした。ところが、「昨日、残部がぜんぶ売り切れたんですよ」と言われて驚く。その理由は荒川さんが二十四日のラジオ深夜便で取り上げたからだった。残部は六十五あったそうだが、それが二十六日の開館(二十五日は休館日)早々に注文殺到、即刻完売だったとか(!)。荒川さん、うまいからなあ。
加能作次郎は今まで文芸文庫に入っていなかったのが不思議なくらいだ。大正から昭和の初め頃にかけて活躍したにもかかわらず戦後忘れられてしまった作家の中ではとびぬけて完成度が高い。最後の大物という感じがする。
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佐野繁次郎資料に『新劇の足音』異装函の写真をアップした。