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枝抜きは二分の声に下りはじむ

枝抜きは二分の声に下りはじむ_b0081843_19591043.jpg


昨夕は京都造形芸術大学のギャラリーRAKUへ行った。「Magic Mirror」という写真展のオープニングがあったのだ。ガーディアン・ガーデンが主催している「ひとつぼ展」の受賞者から六人を選んで展示するというもの。学生がキュレーターをやっている。

七月に池袋ジュンク堂でコラボさせてもらった津田明人さん(大阪在住)が出品しておられる。お会いしていろいろ雑談した。写真をやって行くのもなかなか大変だ。上記展示は津田さんの路上撮影シリーズ。繁華街の路上に這いつくばってカメラを構え、通行人を撮っている。だからみんなすごくいぶかしげな表情をしている。ま、犬の目線ですな。17日まで。

ギャラリーの隣に江上波夫記念館という一室があり、そこにはシルクロード関係の陶磁器や縄文土器などがゆったりと展示されていた。入場無料で一般人も入れるようだから、これはいい施設だ。もっとたくさん陳列してくれればさらにいい。

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京都造形芸術大学へ行ったのだから文庫堂をのぞかないわけにはいかない。昨日はけっこう店内もゆっくり見て回った。いい店です。『本の手帖』の外国人の文化遺産を300円、アカギ叢書『鎌倉の史話』(一九一四年)を200円、後は富安風生『自選句集春時雨』(改造社、一九四七年、装幀=木村荘八)、『創作』第十巻第六号(創作発行所、一九二二年六月)、『近世庶民文化』第七号(近世庶民文化研究会、一九五一年九月)各100円といったところ。

『創作』は若山牧水の雑誌。この号から発行人の長谷川銀作が手を引き、牧水が編集・発行を取り仕切る形に戻すことになったと断ってある。長谷川は社友でもあり毎月きちんと発行することを旨としてやってきたが、牧水の方ではそれではまるで追いたてられているようで満足な編集ができないという不満があったようである。沼津永住の決意も述べられている。

『近世庶民文化』は以前にも言及した岡田甫のオランダ書房が発行所となった雑誌。《会員五百で、一冊実費四十円、二万円で済むように努力している。郵税六円、袋二円、あと二円が通信雑費。だから大家連中は勿論、執筆者の原稿はすべて稿料なし、御好意による無料出演というわけ。/勿論この編輯に費す約十日の小生の努力も、すべてサーヴィス》だそうである。

『本の手帖』のあとがき「dessert」に《第七年目に入ってさっそく合併号とは気のきかない話だが、毎年のやうに年末の皺寄せが年頭に来てしまふ。しかし去年はわれながらよく奮闘したと思うてみづからを慰めるのである》とある。いやはや、雑誌作りは大変だが、やめられないんだなあ、みなさん。

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西鶴『近代艶隠者』をぼちぼち読んでいるが、ようやく変体仮名にも大分馴れて来た。ところが、別のある資料でてっきり「純」だと思ったのが「能」だとある人に指摘されて、え、と思ったけれど、考えてみれば、これは能(の)でなければならない。くずし方そのものは、くずす手にもよるが、「純」と「能」はかなり似通っている。しかし、文意を考えれば、たしかに能である。思い込みはよくない。反省しきり。

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ある方より《ご存じかも知れませんが大阪のギャラリープチ・フォルムの包装紙が佐野繁次郎デザインです。古く大阪フォルム画廊時代のものを使っています。》というメールをいただいた。大阪フォルム画廊のものは西村氏に教えてもらっていたが、今もまだ使われているとは思わなかった。ぜひ一度訪れたい。

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山本氏が京都テレビの昼の番組にゲスト出演し、古本ソムリエぶりを発揮した。最近百円均一台から福田定一の新書本を見つけた話など。福田は司馬遼太郎の本名、産経新聞記者時代の著作で全集にも収録されていないとか。まったく普段通りのしゃべりだった。キャスター杉山一雄氏がそこそこ古本のことを知っていて、質問がサマになっていたのもよかった。

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小林さま、小野さま
三宅克己に関心をもって居られる方々が少なくないのに驚きます。たしか『水彩画の描き方』も持っていたと思うので、そのうち探しておきます。
by sumus_co | 2006-12-06 21:20 | 京のお茶漬け
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