『文献探索2006』(金沢文圃閣、二〇〇六年)届く。書誌・書誌論、小特集=要約書誌、特集=書誌新人集。書肆の世界は深い。小生などはとうていこういう仕事はやれないと常々思っている。
まず目についたのが佐々木靖章「高祖保著作年譜稿」。これには驚かされる。ブツを集めて書誌を作る、これが基本中の基本だろうが、それが容易ではない。末尾の追記によれば同氏収集の雑誌資料は二万点を超え、群馬県立土屋文明記念文学館に寄贈されたとのこと。それらの雑誌は一定の条件下で利用できるようになっているとか。
新人集では、若い人たちの視点が参考になる。「スタジオジブリ関連書誌」だとか(!)、別の意味で驚かされるようなタイトルもいくつかある。なお
金沢文圃閣は古本屋もやっている。
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明日はいよいよ三箱古本市。海文堂書店・福岡店長よりメールあり。
《15店中14店の“古本さま”が、既に到着されています。今夕6時頃に「アカヘル堂」さんが仕事が終わってから持参されますので、無事、全店の“古本さま”が揃います。弊店バックヤードに、古本のいい匂いが漂いはじめました。で、今晩から“古本さま”を<Sea Space>に運んで、配置したいと思っています。》
よろしくお願いします。気温は下がる予報のようですが、海文堂書店は古本の熱気で暑くなりそうな予感あり。みなさま、明日、お会いしましょう!
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そして『神戸の古本力』も完成した。厚かましいことを言わせてもらえば、これも神戸の古書店に関する小さな書誌になっている。その首尾やいかに? 手にとってお確かめいただきたい。海文堂書店では今日から売って頂いている。その他の書店はまだ配本までにしばらくかかるだろう。書肆アクセスには数日中に入荷するものと思う。
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蛇足の俳句解説。時雨月は十月のこと(本日は旧暦十月二日)。