『読む人』の色校正が出た。寸法は『文字力100』とまったく同じ。無難に進行すれば、余裕でUBC(15〜17日、東京古書会館)と個展(14〜25日、ギャラリー島田)に間に合うことになった。アクセスさんにはサイン本で納入する予定です。よろしく!
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個展の用意の方も額装をやっとなんとか終えた。これから案内ハガキの宛名書きをやらねば。
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「神戸の古本力」のトーク校正もあと一息。アンケートは現在27名の回答いただいている。明日中まで受付ますので、駆け込み回答、まだ間に合います。
神戸の古本屋で思い出したが、ギャラリー島田の島田氏からいただいた宮崎修二朗『ひょうご歌ごよみ』(兵庫県書籍共同組合、一九八四年)を読んでいると、野田別天楼の
元町一丁目の角の春の暮
という句が挙っていた。別天楼は岡山出身で兵庫の報徳商業学校の校長を務めた人物。『蕉門珍書百種』を著しているが、それは川西和露(版画家・川西英の兄で俳書収集家)の所蔵資料をもとに、神戸の古書店主で俳人だった安井小洒の校訂を経た貴重な文献、だと宮崎は書いている。この古書店というのはなつめや書店である。