
今日は塗装にかかる。まず、テンペラの溶液をつくる、といっても使うのは卵とリンシード油のみ。まず卵を殻の真ん中から割って、右左に黄身と白身を振り分け、それぞれボールに入れる。まず黄身の方にリンシード油をたらしながらよく撹拌する。要するにこれは油性テンペラである。次いで白身をよくホイップする。角が立つくらいまで。白身を黄身のボールに入れてさらにかき混ぜてできあがり。

別のボール、ここではラーメン鉢、に顔料を入れ、そこへさきのエマルジョン液(水と油が適度に混ざった液)を加えてちょうど良い濃度にする。顔料は画材店で市販しているもの。イエローオーカー、バーントアンバーあたりの土色系を数種類混ぜ合わせる。朱色も少し。

昨日、黒く塗っておいた箱状の枠に塗っていく。あまり凝らずに全体を同じ色に塗る。真ん中には絵が入るので塗る必要はない。これはすぐに乾燥するから、布切などで擦って余分のテンペラ絵具を落とすと、ちょうど根来塗のように下地の黒色が部分的に透けてくる。リンシード油が含まれているので、磨くほどに半光沢に仕上がるという仕組み。
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大阪南堀江の
天音堂ギャラリーの山口さんより、昨日の記事にコメントをいただいた。10/6(金)~10/10(火)、木の額の展覧会を開催されるということである。額縁には苦労する、ちょっとのぞいてみたいもの。エキブロなのでリンクを張らせていただいた。
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本日の俳句「対幅の娘」はダイアン・アーバスの写真集のことである。「Identical twins, Roselle, N.J.」(1967)。次の書評のメルマガに取り上げようかな、と思って久しぶりに引っ張り出した。ナベツマがそれを見て
「シャイニング、そっくり!」
と。たしかに、あるいは意識的に引用したのかもしれない。