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実存の秋の雨降る鼻長し

神戸のギャラリー島田へ。展示会場のチェック。一階を使う予定だったが、地階のより広いスペースを使わせてもらうことになる。搬入、その他の打ち合わせ。10月14日(土)午後五時から軽いヴェルニサージュ(オープニング・パーティ)をやることに決定(お気軽にどうぞご来場ください)。

その後、みずのわ出版柳原氏と単行本の『読む人』刊行について打ち合わせ。原稿はそろっているので14日のオープニングまでに出しましょうという話になる。

なお10月17日(火)にはUBCのトークショー(尾仲浩二氏、大田通貴氏とごいっしょさせていただく)に呼ばれており、上京することになっているが、同じく『読む人』を間に合わせたいという魂胆である。

雨が本降りになってきた。柳原氏が自家用車で来ていたので、氏の推薦する御影公会堂地下にある御影公会堂食堂へ行く。噂には聞いていたが、ここに入るのは初めて。大震災にも耐えたなかなかの建物だ。午後一時も過ぎているのに食堂は行列ができていた。三十分ほど待ってサービスランチを食する。なかなか美味しい。とくにオムライスが有名らしい。

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ついでに車で兵庫県立美術館へ送ってもらって柳原氏と別れる。「アルベルト・ジャコメッティ展」。矢内原伊作との交流を示す作品やドキュメントが展示されていてたいへん興味深かった。1930年代の仕事に壁掛け式のレリーフ作品「静物、薄浮き彫り」が気に入った。絵画作品をそのまま彫刻(シンプルな額縁も再現している)にしたコンセプトがいいし表現も渋くうつくしい。この作品は象徴的なのだが、生涯にわたってジャコメッティは平面と立体を同時に表現したかったのではないか。そう考えると彼が絵を描くことにこだわった意味が分かり易いように思う。
by sumus_co | 2006-09-13 21:55 | 画家・林哲夫
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