夏場に敬遠していた味噌汁を、ようやく飲んでみたくなる時候となった。日中はともかく朝方は涼しいくらい。
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『MODERN PRACTICAL PENMANSHIP No.3』(宝文館、一九一一年再版)は英文筆記体の練習帳である。例文と手本が頁の最上段に印刷されており、それを何度もくりかえし練習できるようになっている。巻頭に、用具、体の位置、手の位置に対して注意を与える文章があるが、その挿絵がなんとなく気になった。

たしか外国の同じようなペン習字帳を持っていたな、と思って探し出してみると、案の定、大人を子供に替えただけでほとんど同じ図柄が見つかった。『Modern Business Penmanship』(AMERICAN BOOK COMPANY, 1903)である。手の位置の図は次頁。
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つばめさんより淀野隆三の貴重な情報をいただいた。深謝です。『アサヒグラフ』一九五二年一月三十日号。「告知版/文庫本編集長」という小特集。岩波文庫=布川角左衛門、文庫クセジュ=泉川彊、市民文庫=今野一雄、新潮文庫=佐藤亮一、角川文庫=片山修三、創元文庫=秋山孝男、そして三笠文庫=淀野隆三。
ちなみに各編集長がそれぞれよく売れたタイトルを答えているので拾っておく。
岩波文庫=万葉集130万部、藤村詩集、漱石もの
文庫クセジュ=確率と生活8000部、夢
市民文庫=風俗小説論、物の見方、晩菊
新潮文庫=車輪の下、光太郎詩集10万以上、仮面の告白
角川文庫=愛と認識の出発14万、三太郎の日記11万、ヴェルテル、近代の恋愛観
創元文庫=ぶらりひょうたん5万、人生論ノート3万
三笠文庫=愛情は降る星の如く、第二貧乏物語、与謝野源氏、各数万
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以下のようなメールが届いた。ほめていただいて恐縮だが、いまのところそういうやりとりをするつもりはないので、あしからず。
《はじめまして、突然メールを差し出す失礼、幾重にもお許しください。インターネットにてホームページ拝見しました。真剣な思索と言葉の発見、また様々な知識情報に接することができまして感動いたしました。様々な激しい思いを秘めていらっしゃると強く感じました。私も、及ばずながら、自分の考えることをまとめて文章・論文を拙いなりに定期的にインターネット上にて制作連載しておりまして、ぜひ言葉・議論のやりとり、交流を今後直接したいと思い一筆とりました次第です。》
その気のある方は
うさねこ研究室のぞいてみてもいいかも。