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林蘊蓄斎の文画な日々
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墓参(はかまゐり)昼餉のぬるき汁こぼす

中之島図書館へ藤沢桓夫文庫の将棋本などの展示を見に出かける。クラシカルな石造りの建物(様式的にはギリシャやルネサンスなどのごった煮か)が墓場(モーソレウム)のようにも見える。
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藤沢の将棋展示は内容的には悪くなかったが、いかんせんショーケースが小さい。もっとゆったりと、内容もあるていど閲読できるくらいに、展示して欲しい。関根金次郎の署名のある免状がすばらしい。

ついでに『日本近代文学大事典』で『サンエス』を引いてみる。創刊大正八年十月、終刊不詳、二巻十号(大正九年十月)まで確認(日本近代文学館所蔵)。中央美術社の田口掬汀が顧問をしていた。田口の主導で本格的な文芸誌となり、新人発掘にも力を入れた。横光利一『宝』(『骨董師』改題)も『サンエス』に発表されたものだった、等。執筆・井上謙。



このあと長堀で福島清展(ギャラリー縄、〜8/26)を覗いて、南森町へ。天牛書店の表を見ていたら、声をかけられた。海文堂書店のトークショーに来て下さった方。仕事場がすぐ近くだとか。50円均一で何冊か古いところを確保。矢野書店へ。『宮地嘉六著作集』第三巻(慶文社、一九八四年)500円。フランス文学関係に欲しい本がいろいろあった。

天四文庫のぞいていると、若者が本を売りに来ていた。二十冊ほどか、新しい目の文庫など。
主人
「三千円やな」
若者、ちょっと意外そうに
「そんなもらっていいんですか、もっと安くても……」
主人
「え、これは……(ぐにゅぐにゅ)」
最後の方は小声で聞き取れなかったが、正直な主人である。みすず系の固い本が柔らかい本に囲まれているところが大阪らしい。若者、現金を受け取って
「また買わせてもらいます」

そこを出てしばらく歩いているとまた声をかけられた。なんと村岡眞澄さんだ。多分一年以上ぶり。しかもこんなところで(といっても村岡さんの事務所はこの近く)。岡崎氏の噂などして別れる。
by sumus_co | 2006-08-18 17:41 | 古書日録
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