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下闇にはかなくなりぬ軽々と

今日は雨が上がってけっこう日射しがきつかった。車の下に子猫が行き倒れていた。動かそうとすると、すでに硬くなっていた。昨日の午前中にはいなかったから、それ以後一日余りの間にここにたどり着いて果てたのだろう。

下闇にはかなくなりぬ軽々と_b0081843_1940965.jpg

編者の南陀楼綾繁氏より塩山芳明『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫、二〇〇六年)届く。表紙がどうも地味だなあと思ってよく見ていると、墓地がかなり大きく写り込んでいるではないか。大半は帯で隠れているが、さすがだ。死屍累々……。

とにかく福田和也氏の「解説」を読む。こちらもさすがにうまいもの。福田氏の引用中にこういうくだりがあった。

《「昼食後『エリカ』で『帰らざる風景 林哲夫美術論集』(みずのわ出版・本体3000円)。2本の洲之内徹論が白眉。(福田和也のように腰が引けてない)」》

塩山先生、拙著お買い上げ、有り難うございます。福田氏は塩山氏の旺盛な批判精神について考察し、塩山氏が学生時代に革マル派に襲われたことを挙げている。危機に瀕して自らの弱さを思い知った。弱さを知った人間こそが本当に強いのかも知れない。上記の文に続けて塩山氏はこう書いている。

《ただ、高輪の「啓祐堂ギャラリー」であった著者のデッサン展は、質量ともに枯れすぎ。》

パッチギ!

工作舎よりアイスペインティング展の案内、暑中見舞い兼用。さすがオシャレなDMである。

東急東横店渋谷大古本市の目録をぱらぱらやっていると、井伏鱒二『田園記』(作品社、一九三四年)が45,000円で出ている。神保町の大店のおよそ三分の一の値段(状態によるのかもしれないが)。ふう〜、蒸し暑い。

蟲文庫さま
久保田さん、話し好きな方でした。京都で青空古本まつりを始めるきっかけを作ったのも久保田さんだったそうです。

津田さま
有り難うございます。すでに別の方から送ってくださるというメールをいただきました。今回はご好意だけいただいておきます。それはそうと、8月11日に納涼に来られるそうですね? 高橋さんからうかがいました。もしお昼、よろしければランチ会にご参加ください。気軽な集まりですのでお気兼ねなく。
by sumus_co | 2006-07-22 20:47 | おすすめ本棚
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