急に人と会うことになって御池寺町へ。途中、ちょっと湯川書房をのぞいて『文字力100』を渡す。例の加藤一雄『京都画壇周辺』の特装本、二十部限定、製作にかかっているそうだ。出来る前からほぼ完売状態らしい。

尚学堂の平台を舐める。『有恒倶楽部会員名簿昭和二十六年版』(有恒倶楽部、一九五一年)を200円。大阪東区南本町明治屋内にあった大阪商大関係者のクラブ(銀座の交旬社みたいなものか?)。

スマートで知人と食事、仕事の話を少し、雑談。そのまま帰宅。祇園祭の真っ最中だが、これから夜にかけてが人出が多くなるようで、昼間はそうでもない。
山崎書店の目録、美術雑誌編、が昨日届いていた。扉野氏が「きりん大阪 1948-62 尾崎書房-日本童詩研究会」を巻頭に寄稿している。気になる雑誌がいくつか出ていた。
編集工房ノアより『海鳴り』18号。いつもながら小振りなのに中身の濃い雑誌である。南陀楼綾繁氏が川崎彰彦『ぼくの早稲田時代』(右文書院、二〇〇五年)の刊行について経緯を書いている(聞くところによれば、増刷間近らしい)。他には天野忠の未発表遺稿のひとつ「このごろ」が傑作。また、山田稔の「富来」は加能作次郎に興味を持ち、その故郷を訪れる話。
ということで、シンクロニシティをふたつほど。帰宅した直後、海文堂書店の福岡さんからファックスが入った。なんだか四頁ほどの漫画である。『本の雑誌』8月号、吉野朔実「本をつくる」。富士川英郎『本とわたし』(湯川書房)が取り上げられており、湯川さんが登場している。漫画になった湯川さん(!)カッコイイかも。
もうひとつは「富来」。今日、スムース文庫の『加能作次郎三冊の遺著』をネットで注文してくださった方の住所がその富来だった。読めますか?
石川県羽咋郡志賀町富来
イシカワケン・ハクイグン・シカマチ・トギ