「額の花」はガクアジサイ。まだ庭に一輪だけ残っている。
ジダン頭突事件の憶測はつづく。ジダンがTVで釈明するらしいが、マテラッツィとの会話の内容は、ま、当然、放送できないだろう。「お前の母親は淫売」だとか「汚いテロリスト」だのは、はっきり言って、憶測する側の願望ではないか。こういわれたらきっと怒るだろうと他の人間が思ったということで、それは思った人間が言いたい悪態だ。イギリスの新聞が早々とテロリストを持ち出したなどいい例だろう。
で、当たり前ながら、マテラッツィはイタリア語でしゃべったんだろうね。自称ものを知らない男なんだから。ネットでちょっと探すと想定問答が出ていたので引用してみる。上がイタリア語、下フランス語。
"meritate tutti ciò, voi gli enculato di musulmani, sporchi terroristici"
Vous méritez tous ça, vous les enculés de musulmans, sales terroristes
ここでは「モスリムの釜野郎」、「汚いテロリスト」としているが、こんなことでジズーが怒るとは思えない。この enculé(de ta race)という罵りは最近若者の間でよく用いられているらしいし。
ゴダールの映画「女は女である」でベルモンドが路上で通行人とののしり合う場面があった。とても印象的だったが、コン、とか、メルドなど伝統的な(?)単語も飛び交っていたなかにオム・エメ(homme aimé)というのが出てきていた。字幕では「カマ野郎」。ペデラストという言い方もあり、悪口の奥もなかなか深い。
淫売の息子(フィス・ド・ピュタン、英語ならサノバビッチ)も同じことで、これで頭突をするほど怒るならとっくに退場していただろう。例えば、井原西鶴は『世間胸算用』の「闇の夜の悪口」で鋭いことを書いている。
《人の身の上にまことほど恥ずかしきものはなし》
マテラッツィは「ユニフォームが欲しけりゃ、後でやるよ」と言われて怒ったんだから、内心は欲しかったんだな、きっと。で、反撃したことばはどんな内容であれ、ジダンの逆鱗(真実)に触れていたのではないだろうか。
トラックバックのあった「奈良の小さな古本屋 このはな文庫」(リンクしました)なかなか楽しいブログである。
仕事場の一隅。これはちょっと前の様子。