光琳忌は六月二日。享保元(1716)年、享年五十八。月暦だと明日が六月二日なのだが、新暦換算すると1716年7月20日歿となり、もう少し先のこと。
『彷書月刊』7月号届く。いや、ひさびさに晴れ晴れしたいい表紙だ。浅生ハルミンさんのイラストがぴったり(セドローくんの雑誌?じゃまったく目立ってないけど、こうでなくちゃ)。ずっとこのパターンでもいいんじゃないの。
また、「特集、古本屋さんができたので。」も初々しい。魚雷氏はともかく、それ以外は今まで登場していなかった書き手たち。前野久美子女史と田中美穂女史の「動」と「静」の対決は圧巻だ(何が?)。ご両人とも、まったく来し方は違えども、結局は地元で似たような活動をなさっておられる。コクテイルの狩野氏の「古本酒場はんじょう記」もささまの野村君ネタが冴えている。
そうそう、魚雷氏から聞いたのだが、コクテイル文庫なるものの発刊が計画されているとのこと。あっという間に品切れになったスムース文庫『借家と古本』がコクテイル文庫として再刊される予定だそうだ。ささまの野村君ネタもあるらしい。じつに楽しみ。
昨日の「情熱大陸」に奈良美智が登場していた。韓国、ロンドン、タイと個展を追っていたが、どこでも大人気のようである。奈良の作品を初めて見たのはたしか銀座だったが、いつごろだったか。ドイツに居ると聞いたような気がするから、89〜93年のいずれかだ(88年には上京していない)。奈良の個展記録を見ると、80年代では88年にギャラリーユマニテ東京でやっているだけなので、個展ではなく、おそらくどこかの画廊のコレクションを見たのかもしれない。とくにすごいとは思わなかったがこうやってちゃんと印象に残っている。吉本ばななの『ハードボイルド/ハードラック』(ロッキング・オン、一九九九年)は大好き。ブックオフの105円にあれば重複して買うことにしている。
で、その奈良初体験はいつだろうかと昔の日記をちょっと読み返してみたが、分からなかった。しかし、発見あり! 九品仏の「古本や」地図。知人宅を訪れたついでに寄ったようだ。
《駅前に古本やがあるのがいい。マンガ、エロ本も置いているが、けっこういい本もある。島尾敏雄「死の棘」文庫と澁澤龍彦の文庫を買った》
と生意気な感想をしたためているわりにはショボい買い物。この古本や、言わずと知れた「なないろ文庫ふしぎ堂」である。