本来、西瓜は初秋の季語。花西瓜が夏の季語。六月ごろに黄色い花がつくため。父が西瓜を栽培していたので、子供のころには手伝ったこともあるが、水やりは欠かせないし、まんべんなく緑になるように実の位置を変えたりと、なかなか手間のかかる植物である。六月になってもう二度ほど西瓜を買ってきた。どうも今年は日照不足だったためか、水っぽかった。
蟲文庫さんよりコケ(!)をいただく。乾燥させてあるので、ふわふわっとして毛糸玉のよう。緑がうつくしい(すこし茶色になりはじめている)。包み紙にデータが記入されていて、あまりこういう標本採集などにはなじみがないので、興味深く眺め入る。その一部を写せば、下記のようなかんじである。
HERBARIUM OF Mushi-Bunko(Bryophytes of Japan)
蟲文庫植物標本庫・日本産蘚苔類
ハイゴケ(マップ中7)の乾燥標本です
種名 Hypnum plumaeforme 蘚/苔
調査地点 Shigenobu, Ehime, Japan
調査者 M. Tanaka
調査年月日 2006年5月14日

マップというのは岡山コケの会が発行元で蟲文庫さんが文章を書いているパンフレット『コケマップ』1号。そこに写真が出ている。 《蘚/苔》のところは蘚に丸が付いている。包み紙の折り方にも感心した。深謝です。
またA3片面コピーの『蟲通信』3号も同封されていた。催しの予告、エッセイ、四コマ漫画(とてもいい)など。スローライフはけっこう忙しいようである。
街の草さんよりもいろいろいただきもの。例の検印紙などはゆっくり紹介するとして、吉岡実装幀本だという岩成達也『レオナルドの船に関する断片補足』(思潮社、一九六九年)の写真を出しておく。吉岡装幀という記載はないが
吉岡実書誌がちゃんと採っているので間違いない。写真は函。表紙も同じ字配りだが位置が異なる。表紙4には小さな碇のイラスト。
『石神井書林古書目録』69号、いつもながら、眺めつつ、ためいきばかり。