ひさびさに神戸へ。先日、刊行された福島清『男達の神話』の出版を祝う会が三ノ宮のギャラリー島田で開かれた。その前にちょっと三ノ宮歩き。まず昼食は丸萬でラーメンを。商店街の人出はそこそこ多い。親子連れが目立つ。
後藤書店の三冊五百円の箱をゆっくり見て、近藤芳美『喚聲』(白玉書房、一九六〇年、装釘・装画=真鍋博、下図)、広津和郎『続年月のあしおと』(講談社、一九六七年)などを入手。
さらにサンパルの二階へ。ここはついにロードス書房一軒になってしまった。通路のところに出された本棚が105円均一になっている。かなりいい本(個人的な趣味です、念のため)があって迷うほどだ。いちばん面白いと思ったのは小林真砂雄編『調剤術講本』(南江堂書店、一九三〇年改正二十一版)、このイラストがすばらしい(いずれ紹介します)。
ギャラリー島田へ。待ち合わせていたカエさんと荷物のバーターをして、午後三時すぎから酒盛りとなる。集まった客人たちに面識はなかったが、文学に関係している人は知人の知人だったりして、関西の狭さを思い知る。生田耕作に破門されたと自称するSさんとか歌人で画家の南輝子さんだとか……。おいしいワインがあったのでけっこう飲んでしまった。