デイリー・スムースでも紹介した樽見博さんの『古本通』(平凡社新書)、早くも二刷が決定したとのこと。めでたい。
昨日の「
風は頁をめくるが、よむことはできない」という文句がテントに書いていある「うつぎ書房」は西武新宿線鷺宮駅の南西にあるそうだ。阿瀧さん宅から歩いて十五分だと、教えていただいた。や、すごいです。
『彷書月刊』5月号の特集をほぼ読み終わる。岡崎さん、絶対、小説書くべき。古本ライターも悪くないけど、年譜なんか読むと、ネタの宝庫じゃない。芥川賞とっちゃいましょ。
一九九二年の日記に《林哲夫さんからハガキ。人恋しくなっているのでうれしい》とあるが、この葉書は覚えている。まだ『ARE』のAの字もない頃で、ウンチクはフリーペーパーをせっせと作っていた。岡崎さんもプロになったのだから、原稿料を支払って、そのうち何か書いてもらいたい、といった意味のことを書いた(ひょっとして、この葉書ではないかもしれないが、高円寺時代だったはず)。立派になって……(泪)
内澤さんのイラストがいい。
佐藤藝古堂の目録74号届く。例によって雑本の見直しが行われている面白い内容だ。西川満『台湾縦貫鉄道』とか岩佐東一郎の『風流読物集ちんちん電車』とか林唯一『爆下に描く』とか辰野隆『燈前茶後』とか、他にもいろいろ目につく本がある。ところが、事情あって財布がカラなのだ。勧業館もあるし。困る。