
成田一徹『新・神戸の残り香』(神戸新聞総合出版センター、二〇一三年七月三一日)を頂戴した。深謝いたします。昨年のギャラリー島田での拙作個展の折に初めてお会いして、名刺交換をさせていただいた。それから数ヶ月後に急逝された。享年六十三はあまりに惜しい。
本書には、神戸における様々なモニュメントや人物が見事に切り取られ(文字通り!)、要を得た短文とともに収められている。十年近く神戸に住んだことのある者としては「ああ、ここ、ここ、知ってる」だの「あれ? 西北さん!」とか妙な嘆声をもらしながら時を忘れて見入ってしまった。

巻末によくできた年譜が付いている。失礼ながら、これが面白い。様々なことを経験されてこられたことがよく分る。中島俊郎氏の跋文もいい。海文堂書店でも個展を開かれているが、その海文堂が描かれた頁を記念として掲げておく。