
ロダン作バルザック像。モンパルナス、ヴァヴァンの交差点ほど近くにある。そこからすぐのところに古本屋が三軒、これらは以前も紹介したところ(「
モンパルナスあたり」「
モンパルナスその他」)。なかでも魂と夢書店( L'Âme et le rêve)には悩まされた。

この飾窓に見えているスティルスキの薄っぺらい図録のようなもの。(インドリッヒ・シュティルスキーについては「
http://sumus.exblog.jp/17889393/」)
値段を尋ねるべきか、聞かない方がいいのか。高すぎれば、あきらめるのも容易い。しかし、もし買える範囲内だったら、どうしよう。買える範囲内としてもおそらく残金はほとんどなくなるだろう。そうすると、他のものが一切何も買えなくなる、という当たり前の事実に直面する。それはあまりにも悲しい。こんなもの一冊買ってどうなるものでもなし(これは説得力がない、どんな本を買っても何の役にたつというわけではないのだから)などとクヨクヨ悩んだ。何しろ今回の宿はこの本屋から十分と歩かない場所だ。ヴァヴァン駅から宿へ戻る道すがら店の前で何度も立ち止まった。で、結局、値段は聞かずじまい。まあ、それで良かった。

悔し紛れに、読めもしないチェコ語の『[TEXTY 1923-40]Jindřich Štyrský』(THYRSUS, 1996)を買ってしまった。

シュティルスキー関連古書はアメリカで買うのが手っ取り早いようだ(プラハの事情はAutomat Svět氏に尋ねてみたいもの)。フランスではほとんど出品がない。以下はAbeBooksでの検索結果よりめぼしいタイトル。
Pantomima, Vitezslav Nezval (Styrsky, Teige):Prague: Ustrední Studenské Khihkupectví a Nakladatelství, 1924.
Zidovsky hrbitov(Le Cimetière juif), NEZVAL, STYRSKY: Prague, Jan Fromek/Odeon, 1928
Maldoror, Lautréamont, STYRSKY, Jindrich: Odeon / Jan Fromek. Prague., 1929.
NAVRAT, Zahradnicek, Illustrated by J. Styrsky: Prague: 1931.
Tise, Halas, Frantisek, with Jindrich Styrsky: Prague: Melantrich, 1932.
Na jehlach Techto dni (Sur les aiguilles de nos jours),STYRSKY, Jindrich and Jindrich Heisler: Prague, Fr. Borovu, 1945.
SNY - dreams - rêves, Styrsky, Jindrich: Odeon, 1970.
Emilie kommt im Traum zu mir und andere erotische Prosa:Frankfurt: Verlag Neue Kritik, 1994.