
『時計じかけのオレンジ』のフランス語版ペーパーバック(LE LIVRE DE POCHE, 1982)。原作は一九六二年、フランス語初版はエディション・ラフォン、一九七二年。英語の原題は「A Clockwork Orange」 だがフランス語は「L'Orange mécanique」と定冠詞になっている。このあたり慣習の違いなのだろうか。
日本語訳の「時計じかけの」は「ぜんまいじかけの」あるいは「機械的な」とするよりいいのかどうか分からないけれど、初めてこのタイトルを耳にしたときに「?」と思ったのは事実で、「時計じかけ」で結果的には良かったのかもしれない。
ビブリア古書堂でも謎解きの鍵になっていた最終章の有無だが、この版は映画と同じ終わり方である。最終章は付加されていない。