

Julien Besançon『les murs ont la parole mai 68』(Tchou éditeur, 1968)。パリの一九六八年五月のいわゆる五月革命における落書きの文言を集めた一冊。編者のジュリアン・ブザンソンは有名なジャーナリストで編集者である。

「壁に書くのは好きじゃない」……なら書くなっていう話ですが。
弁証法的というのか、矛盾した言い回しはよく用いられたようだ。
Soyez réalistes
demandez
l'impossible
(現実家たれ、不可能を求めよ)
La Révolution
doit
cesser d'être pour EXISTER
(革命は存在するために存在をやめなければならない)
Les murs ont des oreilles.
Vos oreilles ont des murs.
(壁に耳がある。お前たちの耳には壁がある)
学生たちの本音のように思えるのはこの言葉。
J'ai quelque chose à dire mais je ne sais pas quoi.
(言わなきゃいけないことがある、でもそれが何なのか分からない)
LES MURS ONT LA PAROLE