
一月に「
ピース・トレイン」他のシングル盤を紹介したが、同じレコード収納袋に007号のシリーズも何枚かあった。
まずは
「007は二度死ぬ ナンシー・シナトラ」。映画は一九六七年公開シリーズ第五作。この映画は邦題と原題の表現が逆になっているので、中学生の語学力でも、面白いなと思ったのでよく覚えている。「You Only Live Twice」を「二度死ぬ」と翻訳した人はなかなかやるじゃない、という印象だった。
日本が舞台のため日本人俳優も出演。丹波哲郎、若林映子、島田テル、浜美枝。そしてトヨタ2000GTがボンド・カーだったのである!(車内テレビはソニー・トランジスタテレビ)
「007危機一発」のサウンド・トラック盤。これもタイトルに逸話あり。東京創元社版はオリジナル・タイトル「From Russia with Love」とほぼ同じ『007 ロシアから愛をこめて』(井上一夫訳)、それを「007危機一発」とひねったのは当時ユナイト映画の宣伝部にいた水野晴郎だったそうだ。一九七二年の再公開のときには映画の方も原題に近い『007 ロシアより愛をこめて』に変った。

「女王陛下の007 On Her Majesty's Secret Service」一九六九年公開。ボンドがショーン・コネリーからジョージ・レーゼンビィに変った作品。このサントラは二枚あって、こちらはルイ・アームストロングの二曲。「
We Have All The Time In The World」

ジャケット裏面広告。「ズン・ズン・ズン」はなつかしい!

「女王陛下の007」のもう一枚。第一作からおなじみのジョン・バリー作品。「
ジェームス・ボンドのテーマ」

レコード袋の両面に印刷されているパンアメリカン航空の広告およびCBS/SONYのヒット曲広告。747ジャンボジェットの勇姿。747は一九六九年二月初飛行だから映画公開と同じタイミング。最新鋭ジェット旅客機。現在も生産され続けているそうだが、それだけに事故の記憶も数多く残っている(八三年の大韓航空機撃墜、八五年の日航機墜落など)。