
狩野俊「古本屋の窓から 文士の料理」(しんぶん赤旗、二〇一三年四月一二日号掲載)に挿絵を提供させてもらった。氏の前回のエッセイ
「過去の中にある未来」が好評につき再登板となったそうだ。小林秀雄と立川談志という素材をうまく料理している。原画には色があります。
絵のなかの本について書いておくと、中央のやや厚いのが小林秀雄の翻訳『地獄の季節』(白水社、一九三〇年、佐野繁次郎装幀)で、本文に少しだけ関係がある。右は谷崎精二『都市風景』の裸本、左の薄いのは仏書のランボオ。鍋はナベツマ所蔵のダンスク、包丁は杉本。パンは夙川のアミーンズ・オーヴンで求めた。