
『加藤京文堂古書目録 書肆ユリイカ&昭和初期詩集』(二〇〇三年三月)を頂戴した。深謝です。この店はすでに退去して何年にもなるが、かつては阪急古書のまちへ行くと必ずショーウィンドウをのぞいた。ときには店の中の高額商品の飾り棚(自筆原稿などが展示されていた)を眺めたりするのが楽しみだった。買物はほとんどしなかったため目録はもらった記憶はない。
ユリイカだけでなく、H氏賞本、野田・江川本、昭和初期詩集、室生犀星本と古書好きをもっとも刺激するであろう特集号である。はらはらっとめくっていると天野忠詩集一括十四冊八万円というのが目にとまった。これは買いたい。吉岡実では『薬玉』(書肆山田、一九八六年、特限四十)の詩句署名入り本が出ている。
岩が声を発す
時まで待てよ
それが永遠であれば
永遠に
吉岡 実