
ある古本屋さんで写真箱を何気なくかき回しているとジョン・レノンがいた。おや、よく見れば、日本ではないですか。そういえば、晩年ヨーコとよりを戻して軽井沢に滞在していたと聞いたことがある。
買って戻って調べてみると、一九七六年から七九年にかけて毎年ヨーコとショーンと三人で軽井沢の万平ホテルに泊まっていたそうだ。「フランスベーカリー」でよくバゲットを買ったという(「軽井沢 ジョン・レノン」で検索するとたくさんヒットします)。
この紙焼きには「KARUIZAWA TSUCHIYA」というエンボスが入っている。軽井沢土屋写真館は明治三十九年創業。軽井沢で皇室をはじめ多くの著名人を撮影してきたそうだ。この写真もかつては店頭で販売されていたようだが、今は売られていない(らしい)。
ジョンレノン・軽井沢万平ホテル
http://www.youtube.com/watch?v=SeA938ucwtE
ジョン・レノンが愛した軽井沢 万平ホテル BGM イマジン
http://www.youtube.com/watch?v=4ASP44hv52o
一九八五年前後だと思うが、京都の寺町二条あたりの骨董店で何かないかなあと物色していたとき、ちょうどそこへヨーコとショーンと篠山紀信の三人連れが入って来たことがある。「ニューヨークのヨーコさんちにも、これと同じのがあるよね」と西洋アンティークの家具かなにかを見て篠山氏が話しかけていたのを覚えている。ショーンは十歳前後だったわけだ。「ちょうどいい」などと親父そっくりの顔をして日本のCFに登場するとは想像すらできなかった。
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その古本屋さんが、東京の市場に丸谷才一の蔵書が出てましたと教えてくれた。まさか、あの、マリリンの額も売り払われたのかなあ……。