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エターナル・サンシャイン![]() 映画「エターナル・サンシャイン」(ミシェル・ゴンドリー監督、二〇〇四年)を観た。脚本が「マルコヴィッチの穴」のチャーリー・カウフマン(なるほどと納得)。 監督であるミシェル・ゴンドリーはフランス人、一九六三年ヴェルサイユに生まれた。祖父の代から音楽一家だったようでバンド「Oui Oui」でドラマーをやっていたが、そのMTVを作ったことから、ビョークやストーンズらのビデオクリップを多数製作するまでになる。ヴィデオを使ったインスタレーションや漫画の原作も。そして映画も作るようになった。最新作は四月に公開されるボリス・ヴィアン原作の「日々の泡」。オドレイ・トトゥが主演のようだ(宣伝ヴィデオを見る限り、あまり期待できそうもない)。 L'Écume des jours (film, 2013) http://www.lecumedesjours-lefilm.com NY、ヴァレンタイン・デーの朝、目覚めると頭がすっきりしない。今日は会社を休んでやれと思ったジョエル(ジム・キャリー)は反対方向の電車に飛び乗りロードアイランド方面へ向かう。人気のない砂浜で一人の魅力的な女性クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット、「愛を読むひと」でも登場)と知り合う。彼女はバーンズ・アンド・ノーブル書店に勤めている。この書店については以前わりと詳しく書いておいたので参照されたし。要するに全米最大手のチェーン書店。 J・エプスタイン『出版、わが天職』 http://sumus.exblog.jp/13708729/ フィッシャーマンズ・ワーフのバーンズ・アンド・ノーブル http://sumus.exblog.jp/9560783/ ![]() ![]() すっかり恋人になっていたはずが、ある日、書店を訪ねると彼女は「何か探します?」と赤の他人のような扱いをする。彼女の記憶からジョエルはすっかり抹殺されてしまっていた。 ![]() それなら俺も、ということでジョエルも記憶抹消クリニックでクレメンタインに関する記憶を消してもらおうとするのだが、その作業中に異変が起きる……というようなお話。ごちゃごちゃして解り難いところもあるものの、基本構造は単純なので、最後まで見られないほどではない。 ![]() 原題は「Eternal sunshine of the spotless mind!」でこれはアレクサンダー・ポープが「アベラールとエロイーズ」をテーマに書いた熱い長詩「エロイーザからアベラードへ Eloisa to Abelard」から一行をそのまま使っている。該当する連を引用しておく。真実の愛は夢のなか、そして天国にしかないということなのかな? How happy is the blameless vestal's lot! The world forgetting, by the world forgot. Eternal sunshine of the spotless mind! Each pray'r accepted, and each wish resign'd; Labour and rest, that equal periods keep; "Obedient slumbers that can wake and weep;" Desires compos'd, affections ever ev'n, Tears that delight, and sighs that waft to Heav'n. Grace shines around her with serenest beams, And whisp'ring angels prompt her golden dreams. For her th' unfading rose of Eden blooms, And wings of seraphs shed divine perfumes, For her the Spouse prepares the bridal ring, For her white virgins hymeneals sing, To sounds of heav'nly harps she dies away, And melts in visions of eternal day. 全文はこちら Alexander Pope, "Eloisa to Abelard" http://www.monadnock.net/poems/eloisa.html
by sumus_co
| 2013-03-26 21:12
| ほんのシネマ
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