近藤書店の書皮がかかった山室静『近代文学の意味』(改造文庫、一九四〇年四月二六日)を頂戴した。深謝です。はがしてスキャンしようとしたが、折り目が全部破れてしまいそうなので、思い止まった。ということで購入時点からかかったままの書皮と推定しておく。昭和十五年頃。横書きは左から右になっている。折り返した部分に
《近藤ノ二階ハ日本一流出版社ノ縮図
読書ハ最善ノ投資!!》
というモットーが刷られている。
近藤書店の書皮
http://sumus.exblog.jp/8927345/
銀座・近藤書店のレッテル
http://sumus.exblog.jp/7528190/
小生も何度か近藤書店(銀座店)と同じビル(東京都中央区銀座5-6-1)三階のイエナ書店には足を運んだ。いい品揃えだと感心したことを思い出す。ただし買物をした記憶はほとんどない。立ち読み客だった。イエナ書店は一九五〇年創業、初めは木造建物で、その二階に店があったということである。書店になる前はドイツの光学機器を扱う店でイエナという名前も「ツァイス・イエナ」に由来する。二〇〇二年一月閉店。近藤書店の銀座店は二〇〇三年閉店。クリスチャン・ディオール銀座店になっている。銀座個展の時には必ず立ち寄った旭屋書店、そして福家書店もなくなり、銀座は書店の沙漠と化したのか?
七宝ビル、メイル洋品店/銀座5丁目
http://blog.goo.ne.jp/ryuw-1/e/075d3c860305a3a4f8341493b2aeb7b0
イエナ書店
http://www.asahi-net.or.jp/~KZ3T-SZK/inf_ien.htm
近藤書店
http://www.kondo-shoten.co.jp