
生田誠さんが五龍閣の展示に戻ってくるというので会場で待ち合わせた。清水坂を上っていると汗がにじんでくるほどの陽気。Tシャツ一枚の外国人も多かった。路上に飛び交う各国の言葉を聞くともなく聞いていると、中国からの観光客もかなり回復しているように思える。清水寺門前に近づくにつれて満員電車なみの混雑に。道路から少し五龍閣の敷地へ入ると、人の流れがとぎれてホッとする。

なかなかいい建物。一階が夢二カフェになっている。二階が展示場(無料)。久々に現物を拝んだが、いつもながら夢二得意の女性像には練達の筆遣いが見て取れる。夢二絵葉書、京の風景絵葉書も多数展示されていた。生田氏と、もう一人待ち合わせていたTさんと三人で夢二カフェでお茶。豆乳・抹茶のホットを頼む。
三人で坂を下って四条河原町方面へ歩いた。建仁寺の境内は生田氏の幼少時代のホームグラウンドだったとのこと。かくれんぼやビー玉遊び、三角ベースボールなど、当時(昭和四十年頃でしょう)は現在のように整備されておらず、かっこうの遊び場だった。ひとかたまりの白梅が盛りを過ぎようとしていた。