
幸い好天に恵まれたので長岡天満宮へ。十一時少し過ぎていたが、すでに熱心な人達が群がっていた。それぞれ出店者の品揃えは個性があって、しかもかなりのレベルなので、買いたい本がありすぎて困ったくらい。榊翆簾堂さんにご挨拶。ダンデライオン氏にも久し振りに会った。
今回はパッと見て「読みたいナ」と思ったタイトルを拾うという気持ちで。結果として、小沼丹『黒いハンカチ』(創元推理文庫)、川内倫子『りんこ日記』(フォイル)、河盛好蔵『藤村のパリ』(新潮文庫)、吉村昭『死のある風景』(文春文庫)、チャトウィン『ウッツ男爵』(文藝春秋)など。そうそう、つげ義春『ねじ式』(小学館文庫、これは持っているはずだが、急に読みたくなったので)も。帰りの電車でさっそく『ウッツ男爵』を読み始める。これは当たりだった、といっても最寄駅まで十分しかかからないため、まだ序の口ですが。

それぞれの出店者がフリーペーパーをくれる。フリーでないのも一点あったが、思い切って買ってみる(五十円)。「やなちょろ」の01は昨年秋にもらったもので今回は02。出品本に対するコメントなどがしたためられている。それにしてもこの表紙……すばらしい。「やなちょろ」は明治時代に流行った「よかちょろ」という唄にならったそうだ。八代目文楽の同じ題の落語が好きだからということらしいが、シブイ。
もちろん長岡天神駅踏切すぐのヨドニカ文庫ものぞいた。ほるぷの復刻シリーズがまとめて出ていた。これもタイトルによってはバカにできない。内田百閒・谷中安規『王様の背中』だけ求める。
五月二十五日にはまた開催されるというので、楽しみにしておこう。