武藤良子展を見るためにメリーゴーランド京都へ。エレベーターのところでにとべさんにバッタリ。12日のトークショーに参加したかったのだが、どうしても帰郷しなければならず、残念至極。ムトーさんに会いたかった。スカートの柄というかカーテンの柄っぽい作品がずらり、鮮やかである。鮮やかばかりで終わらない、ちょっと苦くて複雑な味もある。そこがいい。全作品額装してあったけれども、額縁はなくてもよかったかも。パワーあるもの。3万円均一だったのでひとつ欲しいなあ……
と思いつつ……古本で我慢しておく(?)。小さな古本市、二日目の午後でもまだまだいい本が残っていた。聞くところによれば初日の朝イチには誰かさんが並んだそうだし、古本系の人々も押し掛けたようだ。子雀さんの箱がまたムチャ安かった。moshi moshi さんの箱から川崎洋『詩劇集魚と走る時』(書肆ユリイカ、一九五八年六月三〇日)を。これがどうして残っていたのだろう?
さすがと思ったのはM堂さん。天野忠、板倉鞆音、竹中郁旧蔵のジョイス(椎の木社版の復刻版)などがバッチリ割安で並んでおりクラクラした。のどから手が出るのをぐっと押さえ込みました。
古本オコリオヤジの箱からはある方が高額の詩集をお求め下さったようで有り難いことです。