

『詩世紀』(詩世紀の会、一九五〇〜七〇年、百号にて終刊)の竹村晃太郎に宛てた
桑島玄二葉書三枚を某書林さんより頂戴した。深謝です。消印は昭和三十三年二月□日、昭和三十四年一月十七日、昭和三十六年六月十八日。いずれも『詩世紀』受贈に対する礼状である。桑島の住所は最初が尼崎市大島川田、次が尼崎市昭和町通、そして香川県大川郡白鳥町松原(住所は原文通り、現在の地域名とは異なる)。転職〜独立〜帰郷と短期間で転居を繰り返していた時代である。
《小生はいまでも「新雨月物語」を尼崎の本屋で手にしたときの感銘を思出すことが出来るのです。》(昭和三十四年一月十七日付葉書)
『新雨月物語』は竹村の詩集で一九五四年に長谷川書房から刊行された。三通のはがきそれぞれにこの詩集への言及がある。《「新雨月物語」によつていまだに記憶を新たにするところです》(昭和三十三年)、《「新竹取物語」忘れません》(昭和三十六年)…て題名を間違ってはいけません。

『詩世紀』No.31(詩世紀の会、一九五三年三月一日、表紙=利根山光人)。