
台湾出張のお土産を牧野さんより頂戴した。以前もとても役に立つ『
装幀台湾』と『
二手書店的旅行』をご恵投いただいたが、今回はなんと日本統治時代のカフェーについてまとめた廖怡錚『女給時代 1930年代台湾的珈琲店文化』(東村出版、二〇一二年九月、封面設計=黄子歓)である。
「珈琲店」と言っても、ここでは女給の接待のある戦前日本の「カフェー」を指している。台湾に進出していた有名どころのカフェーが貴重な写真とともに紹介されている(図版の解像度が甘いのが難点)。ライオン、タイガー、クロネコ、メトロポール、トモエ、永楽、日活、南国、美人座。そして少しだが純喫茶についての言及もある。

言及されていたなかでとりわけ興味深い資料は
今井廉編輯『カフェー時代』(今井廉發行、新高堂書店發賣、一九三二年)である。これは得難いもの。台湾カフェーの当時の状況がとてもよくわかる(台中図書館蔵)。
また
『現場』九月号(誠品大台北/宜蘭、二〇一二年九月)も同封されていた。台湾のアマゾン(?)誠品書店のPR誌。レイアウトも洗練されているし、日本の情報系フリーペーパーによく似たテイストである。
そのなかに古本即売会「誠品書店旧書拍売会」の広告があった。

牧野さんのメモによれば《台北最大級の書店の6F催事場でちょうど古書即売会をやってました。日本のように一冊一冊に値がついているのではなく、ワゴンごとに「定価の何割」というシステムです。「全面3折起」というのは「すべて7割引きからいろいろ」という意味です。》とのこと。『カフェー時代』とか、見つけたいなあ…。
誠品網路書店
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