
例によってうどん県へ戻っていたが、今回はあまりにあわただしく右往左往したため、ちらりと古本屋をのぞくことさえできなかった。書物に関する活動としては京都の本棚から段ボール箱四箱ほど移動した、それだけ。以下はその郷里の書棚の多少はましかなと思う一角である。

『神田日勝画集』(北海道新聞社、一九七八年)はおそらく刊行直後に買ったもの。だからもう三十四年くらい前になる。『黒部節子全詩集』はKyoさんによる手製本。それにタトウというか保護カバーを作った。『ジョバンニ』(洋々社、一九九八年)は間村俊一さんの画集。絵もユニークだけれど寄稿メンバーが凄過ぎる。天沢退二郎、唐十郎、種村季弘、塚本邦雄…。それから佐伯祐三関連書数冊。小林勇、ファンアイク、村岡三郎、河口龍夫の作品集。

『A POTTER'S BOOK』はバーナード・リーチの署名入り。何年か前の春の古書即売会で見つけた。『NO DIRECTION HOME』はボブ・ディランの伝記。水明洞の前に放出されていた。どうやら米国の某大学日本校が撤退したときに流出したようだ。十冊くらい詩や音楽関係の英書を買った。英文のチェス書二冊はイギリスのフォークストンに滞在していたときに求めた新刊書店のバーゲン本。