『かんだ』206号(かんだ会、二〇一二年三月三〇日)を西村氏より頂戴した。巻頭「かんだエッセイ 神保町彷徨(1)」として西村義孝「佐野繁次郎を探して」が掲載されている。佐野本蒐集の過去・現在・未来が語られており、改めてその圧倒的なエネルギーに感嘆させられる。『かんだ』は池谷伊佐夫さんの編集なんだ、なるほど。
スミスの本棚に『佐野繁次郎装幀集成』登場
http://sumus.exblog.jp/9842097/
佐野繁次郎エッセイ集成
http://sumus.exblog.jp/12863593/
佐野生原稿「幽霊か」
http://sumus.exblog.jp/10933778/
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その西村氏より神保町のこぼれ話が届いた。あまりに面白いので採録させてもらう。
《余談ですが、年配男性のキツイ一言を2件(発言者は違う人)聞き、当方の耳に残りました。
1件目は、田村書店前でタダの古本BOXから全ての本を持ち去る男性がいて、年配男性が「品がないことするな、全部持っていくなんて、あとの人へ残すものだ」と。
2件目は、先月末に新装開店した東京堂書店(コーヒー店を同じ敷地内に併設)の会計で書店員へ、年配男性が「この店は何屋ですか、何がしたいのですか。40年通って前の店を尊敬していましたが、グッドバイ東京堂書店」と。》