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文学読本 鑑賞篇

文学読本 鑑賞篇_b0081843_19472986.jpg

『文学読本鑑賞篇』(塙書房、一九五〇年一二月一八日、装幀=故六隅許六)。久しぶりの渡辺本。これは今まで見かけたことがなかった。すっきりしていい感じ。

検索してみると、塙書房は一九四八年からの出版物があり、本書の続編『文学読本理論編』は五一年に出ている(表紙が気になるところ)。東京都文京区本郷6-8-16 が現住所。本書奥付の住所は東京都文京春木町二ノ二三中央会堂。

本書巻末に「日本文学百選」「世界文学百選」があるが、これが思いもよらないラインナップ。《多くのひとびとの協力を得て熟考厳選の結果えらばれた》そうだが、ほんとうにそうなのかどうか。日本だけ挙げると、五十音順で、あめりか物語、あらくれ、或る男、或る女、暗夜行路、家、十六夜日記…とつづく。長与善郎も入っており、一目、白樺派の影響力がいかに大きかったかということが分かる。荷風で「あめりか物語」を取るものか? どだい百選は無理、というか選者の好みがそのまま出てしまう。

  *

『ちくま』四月号の鹿島茂「神田神保町書肆街考22」に書物蔵さん登場!
by sumus_co | 2012-04-01 20:18 | 渡邊一夫の本
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