京都精華大学紀要第40号に
斎藤光「ジャンル「カフェー」の成立と普及(2)」が掲載されていると「神保町系オタオタ日記」に書かれていたので早速参照してみた。なるほど京都におけるカフエーの成立について新聞記事や広告などを精査した労作で大変参考になる。
それによれば秦テルヲが一九一一年一一月七日の『京都日出新聞』に書いた文章「大阪の一友へ」のなかに寺町や吉田のカツフエーが登場しているとあったのだが、なんと、今日届いたえびな書店古書目録『書架 98』の表紙と巻頭写真が「秦テルヲ」ではないか。しかも「カフェー風景」(これが本来の画題なのかどうかは不明)と題されて女給とカフエーの客、椅子テーブルなどが描かれた絵である。絵としても悪くない出来だ。あまりにピッタリなので驚いた。